回避型愛着スタイル

愛着障害の治療には心理療法

回避型愛着スタイルとは

恋愛や結婚が非常に難しいタイプが回避型の愛着障害です。回避型愛着スタイルは、独立独歩のライフスタイルをとりやすく、それが恋愛、結婚生活では支障となります。回避型と不安型の愛着障害をあわせもつタイプの人は、不安や抑うつ、悲嘆などの反応に陥りやすく、薬物やアルコールなどに逃避することもあります。愛着回避とは、親密な対人関係を避ける傾向であり、愛着不安とは、その親密な関係を不安に感じて、さらにその不安から逃れようと、依存度をましてしまう傾向です。回避型の愛着スタイルの人は相手から依存されたり頼られることを嫌い、それを怒りによって反応する場合も多く、これが夫婦関係を破綻させて離婚へと走らせることも多いのです。回避型になるのは幼児期のネガティブ体験を心の奥底に封じ込めて、いわば凍りつかせていることによると考えられ、こうしたタイプは、幼い頃の経験を素直に話題にできない傾向があるのですぐに見分けられます。このタイプの人の特質の理解者となり、うまく距離をとりながらも凍りついた心のトラウマを癒していくことができれば、心を開かせることができます。

カサンドラ症候群の原因になる

回避型愛着障害は、夫婦関係を難しくする要因です。夫婦の一方が回避型愛着障害の場合、もう一方がカサンドラ症候群になってしまうことも多いです。カサンドラ症候群とは、アスペルガー症候群の夫を持つ妻にしばしばみられる適応障害や抑うつ状態などの心の不調を総称したものです。コミュニケーションがうまくできず、共感的、受容的に対話ができないアスペルガー症候群の夫は、妻の心の安全基地としてうまく機能せず、妻は、夫婦の対話において常にフラストレーションが蓄積するようになり、やがて、妻も抑うつ状態になったり、適応障害になったり、心の健康を損なうようになります。アスペルガー症候群以外でも、回避型愛着障害の夫を持つ妻、あるいは、回避型愛着障害の妻を持つ夫、などには、カサンドラ症候群となるリスクがつきまといます。

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