恋愛ホルモンの働き

愛着障害の治療には心理療法

安心と心地よさはホルモンの作用

恋愛においては、付き合う前と、付き合いだしてからとでは男女の内分泌に変化があることを御存知でしょうか。恋に落ちた直後の段階では、男性ではテストステロン濃度は低くなり、反対にオキシトシン濃度が上昇します。テストステロンは男性ホルモンであり、性衝動を促すホルモンでもあります。またオキシトシンは愛情ホルモンとも呼ばれます。恋人との結びつきをできるだけ早く強固なものにするために男性のホルモンはこのような変化をするのです。つまり男性はやさしさにあふれて、物腰がやわらかく穏やかになります。


これに対して、女性は恋人ができたと感じた瞬間から、テストステロン濃度が上がっていきます。つまり、セックスに積極的になるのです。この状態はせいぜい3〜9カ月ぐらいしか持続しません。オキシトシンは抱きしめホルモンとも呼ばれ、人と人が強い愛情で結ばれる時に、このオキシトシンが作用しています。大好きな人といっしょにいると、胸が熱くなるような、何ともいえない気持ちになりますね。それはオキシトシンの作用です。恋に落ちたときのオキシトシン濃度は、男性より女性のほうが高いことがわかっています。女性のほうがすぐ相手に夢中になる傾向があるのは、このためだと言われています。


体内のオキシトシン濃度が上がるほど、愛情が豊かになって、相手とのきずなが深くなる。抱きしめる、抱擁するといった行為が、オキシトシンの分泌に大きな影響を与えていることに注目しましょう。好きな人の気持ちを早く射止めるには、できるだけ、早期に、頻繁に抱擁する、ハグするという行動を積み重ねると良いのです。手をつなぐ、手をにぎる、手に触れる、肩や腰にふれる、髪に触れる、という接触でも効果があります。


愛着障害の心を自然に開くコミュニケーション

愛着障害の人が持つトラウマには、幼児期に両親から受けた虐待や、言葉の暴力によってできあがった「禁止令」、成長したあとでショックなことがあったためにできあがった心的外傷、そして前世の自分が強烈に味わった苦痛や悲しみに由来する前世のトラウマなど、さまざまなものがあります。禁止令というのは、インナーチャイルド(幼き自分の意識)が呪縛にかかるもので、愛着障害で多くみられます。これは一種の催眠です。催眠にかかったまま成長するようなものです。具体的には


「私は幸せになってはいけない」
「私は存在価値を認められてはいけない」
「私は幸せな家庭を築いてはいけない」
「私は富や成功を手にいれてはいけない」
「私は理想的な相手と結婚してはいけない」


などなど実にさまざまな禁止令が存在しています。
この命令は無意識にかけられており、自分で自覚して、この呪縛を解除しないかぎり、無意識の行動を支配して、恋愛や結婚、対人、親子関係をしばります。禁止令ほど強くなくても、前世のトラウマも強烈な場合があります。これは、その実態を思い出し、いわば見破ることで、解除の力が生じていきます。この禁止令の反対のメッセージを伝えることが重要です。
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